マーケティングとブランドの話

外資系コミュニケーション会社でのブランド構築の実践・知識からマーケティングとブランド構築に関する豆知識を紹介。

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優れたマーケティングリーダーは兎に角人の言うことを聞く人たち

マーケティングの基本に「消費者の意見に誠実に耳を傾ける」というものがありますが、リーダーシップの基本能力・スキルのひとつにも、「人の意見をよく聞く」というのがあるように思います。

私がまだAEになりたてのころ、アカウント・ディレクターのミッシェルと社長のリチャードと3名で新製品のコンセプトについてディスカッションをしていました。いろんな可能性を探り、方向がわりとニッチな方に向いたときに、その商品の可能性を制限してしまいそうな危惧を感じた若輩者の自分が発言したとき、リチャードは考え深げに「ふ?む。」と一考しながら、「そうだな。」と若輩者の意見に耳を傾け検討し、考慮してくれました。

そのこと自体嬉しかったこともありますが、それはひいては自分のやる気に繋がったのです。

もし、多くの企業のように、上のものが下の意見を気にも留めず上の意見ばかりが通るような企業であれば、やる気のある社員はどこか他に転職してしまうでしょう。「聞いてもらえる」ことはそれ自体、大きな動機付け、やる気の基になるのです。

レオバーネットという会社は本当にOB・OGの仲の良い会社ですが、その基本にレオの企業理念があります。どこのどんなポジションやタイトルの社員であろうと、誠実に熱心に仕事をする人間を尊敬しない企業にはしない。そんな創始者の思いが互いを尊重し、上司が部下の言うことに真剣に耳を傾ける企業文化となったように思います。

すばらしい企業文化は人は変われど、脈々と受け継いで欲しいな、と思います。
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  1. 2007/02/26(月) 01:13:12|
  2. 尊敬すべき諸先輩方のお話

コンスーマー・インサイツ 売れるメッセージの創り方

基本は、「ニュース性・新規性」、「憧れ」、「納得(説得性)」ということになるかと思います。ウェブサイトでの商品説明や広告やパンフレットなどなど、どんな媒体であれ、そのメッセージを顧客や見込み客が見たときに、「へぇ?!」か、あるいは、「ほぉ?!」か、叉は「ナルホド!」という反応をすれば、そのメッセージは確実に顧客や見込み客に届き、何らかの思念を形成することになります。これを、「へぇ?!ほぉ?!ナルホド!」の法則と呼んでみようかと思います。

外資系の広告会社は兎に角よく消費者調査を行ないます。広告調査の手法の一つに「シアターテスト」というものがあり、消費者の方々に、「あたらしいTV番組の試聴をお願いします。」として劇場に来ていただき、その番組の中でTV広告を流して感想を伺い、また、そのTV広告の流れている間に気に入ったシーンでスイッチを押してもらう、というものがありました。そのシーンの分析をすると、反応のあったシーンというのは、「今まで知らなかったことを教えてくれた」、「素敵な憧れのシーンだった」、「説得力があった」などでした。これは、ある意味広告がエンターテインメントの部類にも属することを示唆していますが、当然の事ながら、視聴者や読者にとって興味の持てないメッセージは素通りしてしまうのです。

そのメッセージの内容は、他よりも安価な価格で、「へぇ?!」と言わせても良いですし、斬新な商品特長で、「へぇ?!」と言わせても良いかと思います。また、シンガポール航空がそのTVCMでフライト・アテンダントの笑顔で「ほぉ?!」と言わせたように何か(誰か)憧れ感のあるものをメッセージに商品と関連付けて織り込んでも良いと思いますし、また、昔のフケ用シャンプーの広告のように、「第一印象をつくるチャンスは一度だけ!」で「ナルホド!そうだよね。」と言わせても良いかと思います。内容や手法は様々ですが、受け手の思念を形成させる「へぇ?!」か「ほぉ?!」か「ナルホド!」という反応を得ることが大切だと思います。

ウェブでのメッセージでもパンフレットでも広告でもメッセージを創られるときには、読み手が、「へぇ?!」かあるいは「ほぉ?!」か叉は「ナルホド!」と反応してくれるかどうかをチェックポイントにしてみてください。きっと、そのチェックをしなかった時のメッセージよりは数段、反応が良いと思います。また、当然のことながら、ビックリマーク(!)の数が多ければ多いほど、反応は右肩上がりになります。
  1. 2007/02/07(水) 14:13:20|
  2. 『コツ』シリーズ

ブランド・セッション 「パーソナル・ブランディング」

元オグルヴィの同僚が立ち上げた「デザインバーコード」がビジネスTV番組に取り上げられていた。最近では30社ほどのクライアントがあるそうで、番組で撮影されていたオフィスは広くなっていた。おめでとうございます?☆

他の広告人同様、反骨精神のある方々だが、見る眼がやさしい。バーコードをデザインしようと思い立ったのも、「つまらない、邪魔なもの」を「愉しいもの」にしようということだったらしい。

生き方について語る彼らには、以前クライアントにアイディアを理解してもらえず腐っていた表情はみじんもない。

自分らしい仕事をしていくために必要なことは、所信表明をして旗をあげることかもしれない。「私はこれをします!」そして、その旗印を見て、知って、そのサービスを欲しいと思う人たちが集まってくるのだ。

とはいえ、「私はこれをします!」と決心し、断言することはなかなかに難しいことだと思う。そう考えていて、「パーソナル・ブランディング」は、まさにそのお手伝いをするサービスなのだと改めて感じた。

先日も「パーソナル・ブランディング」のブランド・セッションを受けられたクライアントさんが、ぱっと明るい表情で、「あ、これです!これを私はやりたいんです。ちょっと、自分にできるかまだ自信がないですけど。」とおっしゃっていました。ブランド・セッションでご自身のポジショニングややりたいことが整理され、明確になったので、勇気もでてきたようで、「でも、がんばります!」と溌剌とした表情で帰っていかれました。そんな元気で嬉しそうな表情を拝見するとこちらもとても嬉しくなります。

自分らしい仕事をする方たちが増えると素敵だなとそんな風に考えながら仕事しております。




  1. 2007/02/06(火) 19:51:16|
  2. マーケティングとブランド

ブランド・マーケティング 「ブランド再構築」について

多くのマーケターが直面する課題に「ブランド再構築」というものがあると思います。ブランドの停滞や低迷にはそのブランドの置かれている状況によって数々の要因・理由があると思いますが、恐らく、大きく分けて2つの理由があると思います。

一つにはある時代のトレンドや価値観と強く結びついてしまったが故に成功を収めはしたが、その時代のトレンドと共に衰退してしまっている場合。

もう一つは、ある世代のあるライフステージの価値観と強く結びついてしまったが故に、その世代がそのライフステージから次のライフステージに進んだときに(例えば団塊ジュニアがシングルの若者だった時代から結婚・成熟期へと次のライフステージに進んだ場合、など)多くのファン層を失ってしまった場合など、です。

成功するブランドは、その多くが商品の提供する価値を消費者の普遍的な価値観に根ざしてブランド構築している場合です。普遍的な価値に根ざした上で、ブランド表現をその時代のトレンドの気風に合うように常に新鮮でいることがブランドを生きながらえさせる成功要因だと思います。

ブランド再構築をする場合、ブランドの歴史、資産、現状、価値、などブランドが持つあらゆる側面を再検討し、ブランドの持つ資産・価値・信頼性など重要な要素に焦点を当ててブランドの再定義をすることが大切かと思われます。

  1. 2007/02/05(月) 11:26:50|
  2. マーケティングとブランド

マーケティングに求められるリーダーシップ

人と話して決める。

決断力がリーダーシップの一要因であることは、誰もが頷くことだと思います。では、その決断力は何をベースにするのか。閃きか、データに基づくものか、はたまた、成功要因を勉強した果ての類推か。あるいは総合力によることかもしれません。

リーダーシップ、とは一言で言えることでもあり、良く語られ、皆が求めているものであっても、本当にリーダーシップのある上司にめぐり会うことは殆ど無いに等しいのではないでしょうか。

そんな宝に出会うような経験をさせていただいたことに本当に感謝しています。

レオバーネット時代、入社当時50名だった社員が翌年には100名に、そして、次の年には200名に、まさに倍×倍で会社が大きくなっていったときのリチャード・ゾブル氏は、「リーダーシップ」を教えてくれました。リチャードの行動を見ていて感じた「リーダーシップ」に優れている人間の条件とは:?

�有言実行:約束をかならず実行する。
�謝る: 約束がかなわなかったときには、正直に謝る。
�”Walking by management": 社長室に籠もらず、社内を歩きまわる。
�話す:社内で問題があった場合には、当事者・当事メンバーと話し合う。
�聞く: 会議のとき、平社員の意見にも真剣に耳を傾け、その意見がよければ取り入れる。
�情に篤いが容赦がない: 社員のための施策を打ち出し、情が篤いが、情に流されず、厳しくフェアである。
�洞察力・コミュニケーション能力が優れている; 人の気持ちを読む。

など、色々ありますが、やはり強く感じたのは、「人と話して決める」ということです。

リーダーですから、ご自身の実績・経験に基づく指針・意見は強く持っているのですが、決して自分の意見を押し付けない。社員の話を聞く。聞いた上で判断する。(たまには容赦ない判断も。)そして、その判断についてきちんと説明をする。それで、結局みんな彼の指示・方針について行ったのだと思います。

クリエイティブのツワモノどもがリチャードに結局は従って、尊敬したのもその辺りが理由だったのだと思います。

それにしても、クライアント会議の最中にクライアントさんが、「うわっ。凄い鋭い、賢い!」とリチャードの発言に感服した一言を聞いた時、この上司と働けて自分はなんて幸運なのだろうと思ったことを今でも覚えています。



  1. 2007/02/01(木) 02:22:14|
  2. ビジネスを成功に導くリーダーシップ

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