マーケティングとブランドの話

外資系コミュニケーション会社でのブランド構築の実践・知識からマーケティングとブランド構築に関する豆知識を紹介。

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ホテル・結婚式場などのブランディングについて

マーケティングやブランディングは、クライアントさんの業界や状況によって、さまざまな課題があり、すべてがテーラーメイドの作業になるわけですが、最近、いくつかホテルや結婚式場などの業界でお仕事をさせていただいて気づいたことがあります。

ホテルや結婚式場の主なセリング・ポイントは施設(眺望や建物の魅力)と言われていますが、やはり、施設には賞味期限があって、なかなか長期戦略やブランド戦略の核となりにくく、ブランド資産になりにくい側面があります。

ひとつには、競合に優位性を持っていかれてしまうことが多い点、そして、リピート客に飽きられないほどの優れた施設便益は、殆ど無く、どうしても賞味期限がある、という点です。

以前、広告会社にいたときに、米国のディズニーランドのケース・スタディを学んだことがありました。

ディズニーランドでも、常に新しい施設やイベントを投入することで、リピート顧客を満足させなければならないので、なかなかに投資がかかるという課題をもっていたそうです。

リピート顧客のみに頼るのではなく、ディズニーランドに対して心理的に近くて遠い新規顧客の障壁を調査によって掘り起こし、その障壁をコミュニケーションによって解決することで、新しい施設をつくらずとも収益を伸ばすことが出来た事例でした。

例えば、休暇先を探しているご夫婦。イメージとして、ディズニーランドが高くて遠い、と思っている潜在顧客グループに対して、明確な価格訴求と旅行代理店とのコラボによる交通手段の訴求をしたり、

ディズニーランドは、家族で楽しむ場所という固定イメージを持ってしまっている潜在顧客グループに対して、恋人同士や大人のカップルでも、ロマンチックに過ごせるシーン訴求をしたり。

やはり、大切なことは、潜在顧客層のグルーピングと障壁の割り出しによる効果的なコミュニケーション戦略を持つことであるように思えました。

ブランドの核となる戦略を持ちながらも、各ターゲット・グループに対するポートフォリオ戦略(ポートフォリオ=品揃え)をしっかりと検討していくことが、効果的なマーケティングに繋がる事例です。


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  1. 2009/07/22(水) 17:27:26|
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