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マーケティングとブランドの話

外資系コミュニケーション会社でのブランド構築の実践・知識からマーケティングとブランド構築に関する豆知識を紹介。

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製品改良をする前に

物事というものはプラス面とマイナス面が背中合わせの場合が殆どではないかと思います。ある視点から見るとそれは強みだけれども、逆の、あるいは他の視点から見るとその同じことがマイナスに思えてしまう、というようなことです。

マーケティングの妙味のひとつとしては、「弱み」の視点から「強み」の視点に変えさせることが出来ることではないかと思います。

これはUSでのハインツ・トマトケチャップの事例です。ハインツのトマトケチャップは濃厚で美味しいのですが、ビンから出てこない。プラスチックの容器からでも、なかなかに出にくい、という問題があったことがありました。

その問題を解決したのは製品改良ではなく、ある広告キャンペーンでした。ケチャップの濃厚な質感をシズル感をもって表現したことで、「美味しそう!ビンから出にくいケチャップのほうが美味しいんだ!」と消費者を説得したのでした。今、考えると、「多少ビンから出にくかろうが、旨いケチャップのほうがいい!」という消費者ニーズがあったのだと思いますが、その当時の消費者調査や不満度調査からすると、「ビンから出にくい」という問題は重要なように思われていたのです。

調査結果をどう読むか、どうアクションに繋げていくかという判断は簡単ではないと思います。調査結果の数字だけを読んでしまうと、例えば、「消費者は、”ビンから出にくい”ことを不満足の第一位に挙げているので、”ビンから出やすい”商品にしよう」といって、濃厚でない、薄いケチャップにしてしまって、美味しさの評価が落ちてしまっては本末転倒になってしまいます。

まずは、商品の長所を残しながら問題を解決することを考える?それは、製品改良ではなく、コミュニケーションによるお客様の認識を変化させることで解決する場合もあるのです。
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  1. 2007/01/11(木) 03:35:48|
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